あんたは私の何を知る?

反逆と多趣味のDiaries

『社会人大学人見知り学部 卒業見込み』『ナナメの夕暮れ』

 お久しぶりです。べりべりもなもなです。無趣味が趣味の私が最近ハマっていることが、そう、読書です。そんな中ずっと気になっていた、お笑い芸人オードリーの若林正恭さんが著した『社会人大学人見知り学部 卒業見込み』『ナナメの夕暮れ』の2冊を読了しました。 

 別に私自身、評論家でも作家でもなく、はたまた読書家でもないただの一般人なので

感想文程度に色々綴って行きたいと思う。

 

 

 まず読んでいる時点で感じたのは「この人(若林さん)、中二病だなぁ。」ということである。しかし読んでいて感じたのが著者が只の中二病ではなく頭の良い中二病という点である。文章の構成が頭の良い人が構成するそれであり、彼の人生のこじらせ方が頭の良い人のそれである。世間のこじらせている中二病患者共よ、著者を見習い、彼のようなこじらせ方をしなさい。と言い放ちたくなるような為人に感服した。

 と言っても、中二病患者どもは他人の生き方を倣うような柔軟な頭を持ってなさそうなので無駄ではあるが。

 

 

 SNSが拡がる現代では冷笑することが正義、主流になってしまっている。社会で浮いた事象を発見しては晒し上げ、目の敵にする。時代が生んでしまった笑いの形の成れの果て。クソ喰らえだ。と言っても私も冷笑家の一人で、それは社会のせいだと棚に上げている。そんな自分が嫌だ。だから私は今日もオードリーの漫才をみて眠りにつこうと思う。

 

 

 作家というのは凄いな。よくもあんなにつらつらと文章が生まれるものだ。そう言えば、原稿用紙を大量に買い込んで放課後に部室で官能小説を書いていたアイツは元気かなぁ。久しぶりに連絡してみるか。

まぁ連絡先を知らないのだけれども。