明後日、ジャマイカ
こんにちは。二人目の中の人 ”んこすぎ”です。
散歩の魅力に取り憑かれ、都内を己の脚で巡っている私たち。
今回は、そんな逍遥の最中に出会った格別のもんじゃ屋さんを紹介したい。
田原町駅徒歩2分!「かっぱ祭り」
かっぱ祭りは、ここのメインストリートから数本路地を入ったところにある。下町の風情を残したこのあたりの風景は、私たちが幼かったあの頃と変わらない。
「葛飾ラプソディー」を口ずさみながら、ガラガラっと入口の引き戸を開ける。祖母の家の居間の扉を思い出させるような、懐かしい音がする。
店内には掘りごたつの席もあり、多くの客で賑わっていた。どうしたものか、若者の割合が異常に高い。何故、こんなレトロな店に、若者が大勢集まるのか。
聞けば、かっぱ祭りは乃木坂46によるドラマ「初森ベマーズ」において、主人公(西野七瀬)の実家という設定で登場したもんじゃ屋だという。
なるほど、乃木坂のファンたちが聖地巡礼として訪れるのだろう。
周りの若者たちに勧められ、「ジャマイカもんじゃ」をチョイス。舞茸がふんだんに使われたこのもんじゃは名前こそ奇妙奇天烈だが、非常に美味しい。女将のフレンドリーな人柄も魅力的。自他共に認める江戸っ子である私だが、こんな風にもんじゃを夢中で頬張るのは久しぶりだった。
会計を済ませ、夏の到来を感じさせる生暖かい夜風に当たりながら、浅草界隈を少し歩く。
素晴らしい店に出会えた。またすぐに訪れたくなるような店だ。
これだから散歩はやめられない。
んこすぎ